2025年9月18日

各 位

一般社団法人全国銀行協会

「企業価値担保権の活用に向けたポイント」の作成について

 一般社団法人全国銀行協会(会長:半沢淳一 三菱UFJ銀行頭取)は、2026年5月25日の事業性融資の推進等に関する法律の施行に伴い、創設が予定されている「企業価値担保権」制度に関し、会員銀行の理解促進および事業者との円滑なコミュニケーションを支援することを目的として、「企業価値担保権の活用に向けたポイント」(2025年9月版)を作成し、本日、会員に送付いたしました。
 本資料は、制度の概要、実務上の留意点、想定される活用事例、事業者への説明事項等について、必要となる情報を整理したものであり、金融機関の本部担当者や営業担当者を主な対象としております。
 企業価値担保権は、事業の将来性に着目した新たな制度として、スタートアップや中堅・中小企業、事業再生・承継案件等への支援の可能性を広げるものと期待されています。他方で、制度の活用に当たっては、担保目的財産の処分やモニタリングの手法など、これまでの融資と異なる特徴があり、事業者との適切なコミュニケーションが重要です。
 こうした制度の趣旨や実務上の論点を踏まえ、企業価値担保権の理解の促進と、円滑な実装に向けた準備の一助となることを目指して、本資料を取りまとめました。会員銀行において、職員への制度の周知や融資実務等の整備に活用されることを期待しております。

 なお、本資料は会員銀行限りでの利用を前提としておりますが、ご参考として資料の一部抜粋を別紙のとおり添付しておりますので、併せてご覧ください。

別添資料:「企業価値担保権の活用に向けたポイント」の作成について