平成14年5月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆7,331億円、0.3％減、前年同月末比では、19兆7,329億円、4.1％増となり、債券純発行高は、前月末比1兆2,490億円、5.7％減、前年同月末比では、6兆4,945億円、23.8％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆3,970億円、0.6％減、前年同月末比では、17兆2,931億円、8.2％増となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比7,032億円、0.4％減、前年同月末比では、1兆5,165億円、0.9％増となった。
   地方銀行IIは、前月末比3,221億円、0.6％減、前年同月末比では、1兆1,519億円、2.0％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比5,011億円、1.7％増、前年同月末比では、1兆7,083億円、6.0％増となった。
   長期信用銀行は、前月末比1,881億円、6.0％増、前年同月末比では、3,669億円、12.4％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆3,835億円、0.8％減、前年同月末比では、13兆9,030億円、3.1％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆7,977億円、0.8％減、前年同月末比では、10兆1,303億円、4.5％減となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比6,014億円、0.5％減、前年同月末比では、1,229億円、0.1％減となった。
   地方銀行IIは、前月末比2,621億円、0.6％減、前年同月末比では、1兆4,603億円、3.3％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比4,137億円、1.3％減、前年同月末比では、6,333億円、2.0％減であった。 　
   長期信用銀行は、前月末比3,087億円、3.7％減、前年同月末比では、1兆5,561億円、16.4％減であった。

〔参考〕

全国銀行の5月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、432兆9,789億円であるが、債権流動化額等の特殊要因6兆3,600億円を加えた調整後残高は、439兆3,389億円、前年同月末比9兆7,330億円、2.2％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・あさひ・ＵＦＪ・三井住友・大和・みずほコーポレート）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行（56行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほアセット信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・みずほ信託・大和銀信託）、長期信用銀行（2行）の5業態をいう。

本件に関する照会先：木佐森、木村　　Tel　03-5252-3778

次回の発表日：平成14年7月5日（金）予定