平成14年10月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比3兆4,983億円、0.7％減、前年同月末比では、18兆5,632億円、4.0％増となり、債券純発行高は、前月末比7,793億円、4.1％減、前年同月末比では、7兆3,621億円、28.8％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆542億円、0.5％減、前年同月末比では、13兆6,323億円、6.6％増となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比2兆3,130億円、1.3％減、前年同月末比では、1兆1,161億円、0.6％増となった。I
   地方銀行IIは、前月末比6,941億円、1.2％減、前年同月末比では、6,267億円、1.1％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比3,996億円、1.3％増、前年同月末比では、2兆8,304億円、10.0％増となった。
   長期信用銀行は、前月末比1,634億円、4.1％増、前年同月末比では、1兆6,111億円、64.5％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆4,584億円、0.3％減、前年同月末比では、17兆4,230億円、3.9％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2,518億円、0.1％減、前年同月末比では、13兆6,428億円、6.1％減となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比7,736億円、0.6％減、前年同月末比では、4,824億円、0.4％減となった。
   地方銀行IIは、前月末比2,837億円、0.7％減、前年同月末比では、9,702億円、2.2％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比260億円、0.1％減、前年同月末比では、5,786億円、1.9％減となった。 　
   長期信用銀行は、前月末比1,235億円、1.7％減、前年同月末比では、1兆7,491億円、19.5％減となった。

〔参考〕

全国銀行の10月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、427兆2,976億円であるが、債権流動化額等の特殊要因9兆4,700億円を加えた調整後残高は、436兆7,676億円、前年同月末比9兆3,730億円、2.1％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・あさひ・ＵＦＪ・三井住友・大和・みずほコーポレート）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行（56行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほアセット信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・みずほ信託・りそな信託）、長期信用銀行（2行）の5業態をいう。

本件に関する照会先：木佐森、木村　　Tel　03-5252-3778

次回の発表日：平成14年12月6日（金）予定