平成14年11月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比6兆8,613億円、1.4％増、前年同月末比では、20兆148億円、4.2％増となり、債券純発行高は、前月末比5,097億円、2.8％減、前年同月末比では、7兆6,761億円、30.2％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比3兆7,596億円、1.7％増、前年同月末比では、13兆9,809億円、6.6％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比2兆760億円、1.2％増、前年同月末比では、1兆7,711億円、1.0％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比5,305億円、1.0％増、前年同月末比では、1,961億円、0.3％減となった。
4. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比4,515億円、1.4％増、前年同月末比では、2兆7,643億円、9.6％増となった。 　
   長期信用銀行は、前月末比437億円、1.1％増、前年同月末比では、1兆6,946億円、69.0％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆932億円、0.5％増、前年同月末比では、14兆7,295億円、3.3％減であった。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆6,359億円、0.8％増、前年同月末比では、11兆3,017億円、5.0％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比5,598億円、0.4％増、前年同月末比では、2,070億円、0.2％減となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,998億円、0.5％増、前年同月末比では、7,858億円、1.8％減となった。
4. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比466億円、0.2％減、前年同月末比では、7,863億円、2.5％減となった。 　
   長期信用銀行は、前月末比2,556億円、3.5％減、前年同月末比では、1兆6,487億円、19.2％減となった。

〔参考〕

全国銀行の11月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、429兆2,908億円であるが、債権流動化額等の特殊要因9兆1,500億円を加えた調整後残高は、438兆4,408億円、前年同月末比6兆9,895億円、1.6％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・あさひ・ＵＦＪ・三井住友・大和・みずほコーポレート）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行（56行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほアセット信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・みずほ信託・りそな信託）、長期信用銀行（2行）の5業態をいう。

本件に関する照会先：金融調査部　木佐森、木村　　Tel　03-5252-3778

次回（平成14年12月末）の発表日：平成15年1月10日（金）予定