平成15年7月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆5,060億円、0.3％減、前年同月末比では、10兆7,480億円、2.2％増となった。また、債券純発行高は、前月末比3,110億円、2.1％減、前年同月末比では、5兆6,410億円、28.1％減であった。

各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆2,819億円、0.6％増、前年同月末比では、5兆959億円、2.3％増となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比2兆6,261億円、1.4％減、前年同月末比では、1兆8,304億円、1.0％増となった。
   地方銀行IIは、前月末比3,999億円、0.7％減、前年同月末比では、1兆6,274億円、3.1％増となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比1,276億円、0.4％増、前年同月末比では、2兆2,596億円、7.4％増となった。
   長期信用銀行は、前月末比1,104億円、2.6％増、前年同月末比では、2,822億円、6.9％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆7,382億円、0.7％減、前年同月末比では、21兆1,641億円、4.9％減であった。 　

各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比3兆848億円、1.5％減、前年同月末比では、18兆5,518億円、8.6％減となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比3,977億円、0.3％増、前年同月末比では、3,397億円、0.3％減となった。
   地方銀行IIは、前月末比1,088億円、0.3％増、前年同月末比では、217億円、0.1％減となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比1,823億円、0.6％減、前年同月末比では、7,695億円、2.6％減となった。 　
   長期信用銀行は、前月末比224億円、0.3％増、前年同月末比では、8,472億円、11.4％減となった。

〔参考〕

全国銀行の7月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、409兆1,881億円であるが、債権流動化額等の特殊要因9兆4,400億円を加えた調整後残高は、418兆6,281億円、前年同月末比12兆6,941億円、2.9％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行（51行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほ信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、長期信用銀行（2行）の5業態をいう。

本件に関する照会先：木佐森、加藤　Tel　03-5252-3778

次回の発表日：平成15年9月5日（金）予定