平成15年11月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比5兆4,698億円、1.1％増、前年同月末比では、9兆1,404億円、1.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比2,344億円、1.8％減、前年同月末比では、4兆5,824億円、25.9％減であった。

各業態における11月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2兆7,282億円、1.2％増、前年同月末比では、6兆2,359億円、2.8％増となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比2兆2,613億円、1.3％増、前年同月末比では、1兆7,649億円、1.0％増となった。
   地方銀行IIは、前月末比3,533億円、0.6％増、前年同月末比では、8,208億円、1.5％増となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比1,048億円、0.3％増、前年同月末比では、4,808億円、1.5％増となった。
   長期信用銀行は、前月末比221億円、0.5％増、前年同月末比では、1,402億円、3.4％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆6,649億円、0.7％増、前年同月末比では、17兆9,097億円、4.2％減であった。

各業態における11月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2兆2,612億円、1.2％増、前年同月末比では、14兆8,274億円、7.0％減となった。
2. 地方銀行・地方銀行II
   地方銀行は、前月末比4,670億円、0.3％増、前年同月末比では、5,256億円、0.4％減となった。
   地方銀行IIは、前月末比2,813億円、0.7％増、前年同月末比では、1,759億円、0.4％増となった。
3. 信託銀行・長期信用銀行
   信託銀行は、前月末比939億円、0.3％減、前年同月末比では、1兆2,165億円、4.0％減となった。 　
   長期信用銀行は、前月末比2,506億円、4.0％減、前年同月末比では、9,408億円、13.5％減となった。

〔参考〕

全国銀行の11月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、410兆6,011億円であるが、債権流動化額等の特殊要因7兆8,100億円を加えた調整後残高は、418兆4,111億円、前年同月末比10兆8,397億円、2.5％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行51行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほ信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、長期信用銀行（2行）の5業態をいう。

本件に関する照会先：木佐森、加藤　　Tel　03-5252-3778

次回の発表日：平成16年1月9日（金）予定