平成16年10月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4,647億円、0.1％減、前年同月末比では、9兆6,071億円、1.9％増となった。また、債券純発行高は、前月末比781億円、0.7％減、前年同月末比では、2兆5,720億円、19.2％減であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比5,003億円、0.2％増、前年同月末比では、6兆1,102億円、2.7％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比2,984億円、0.2％減、前年同月末比では、2兆3,036億円、1.3％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比2,149億円、0.4％減、前年同月末比では、9,195億円、1.8％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比6,607億円、2.0％減、前年同月末比では、2,629億円、0.8％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比4兆2,168億円、1.0％減、前年同月末比では、7兆5,352億円、1.9％減であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比3兆6,904億円、1.9％減、前年同月末比では、7兆3,041億円、3.7％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比491億円、0.03％減、前年同月末比では、6,193億円、0.5％減となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,996億円、0.5％減、前年同月末比では、2,315億円、0.6％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比819億円、0.3％減、前年同月末比では、5,642億円、1.9％増となった。

〔参考〕

全国銀行の10月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、400兆810億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆100億円を加えた調整後残高は、404兆910億円、前年同月末比3兆6,052億円、0.9％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行）、信託銀行（8行：三菱信託・みずほ信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の129行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　Tel03-5252-3778

次回（平成16年11月末）の発表日：平成16年12月7日（火）予定