全国銀行 預金・貸出金速報

平成16年12月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆3,458億円、0.3%減、前年同月末比では6兆5,514億円、1.3%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,486億円、1.4%減、前年同月末比では2兆3,357億円、18.2%減であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比4兆351億円、1.7%減、 前年同月末比では、4兆2,048億円、1.8%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比1兆9,847億円、1.1%増、 前年同月末比では、1兆9,346億円、1.1%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比9,662億円、1.8%増、 前年同月末比では、6,714億円、1.3%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比3,099億円、1.0%減、前年同月末比では9,379億円、2.9%減となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆3,124億円、0.8%増、前年同月末比では9兆8,935億円、2.4%減であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比343億円、0.01%減、前年同月末比では10兆6,561億円、5.4%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆6,296億円、2.0%増、前年同月末比では768億円、0.1%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比7,560億円、1.9%増、前年同月末比では832億円、0.2%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比1,177億円、0.4%減、前年同月末比では6,009億円、2.0%増となった。
〔参考〕
全国銀行の12月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、402兆7,998億円であるが、債権流動化額等の特殊要因5兆3,300億円を加えた調整後残高は、408兆1,298億円、前年同月末比4兆8,935億円、1.2%減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(7行:みずほ・東京三菱・UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行)、信託銀行(8行:三菱信託・みずほ信託・UFJ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の129行である。

平成16年中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、年中6兆5,514億円、1.3%増(前年は年中9兆9,943億円、2.0%増)となり、4年連続で増加となった。また、債券純発行高は、年中2兆3,357億円、18.2%減(前年は年中4兆4,154億円、25.6%減)となった。

各業態における16年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中4兆2,048億円、1.8%増(前年は年中7兆3,400億円、3.3%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中1兆9,346億円、1.1%増(前年は年中8,984億円、0.5%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、年中6,714億円、1.3%増(前年は年中8,462億円、1.5%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中9,379億円、2.9%減(前年は年中1兆1,346億円、3.6%増)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年中9兆8,935億円、2.4%減(前年は年中18兆6,917億円、4.3%減)となり、6年連続の減少となった。

各業態における16年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中10兆6,561億円、5.4%減(前年は年中14兆7,563億円、6.9%減)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中768億円、0.1%増(前年は年中1兆1,235億円、0.8%減)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、年中832億円、0.2%増(前年は年中1,762億円、0.4%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中6,009億円、2.0%増(前年は年中1兆6,132億円、5.2%減)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel03-5252-3778

次回(平成17年1月末)の発表日:平成17年2月7日(月)予定