平成17年3月末・16年度中

平成17年3月中

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比8兆5,847億円、1.7％増、前年同月末比では6兆6,891億円、1.3％増となった。また、債券純発行高は、前月末比2,073億円、2.0％減、前年同月末比では2兆2,478億円、18.4％減であった。

各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比5兆6,390億円、2.4％増、前年同月末比では、2兆2,974億円、1.0％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比2兆6,675億円、1.4％増、前年同月末比では、2兆9,433億円、1.6％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比4,256億円、0.8％増、前年同月末比では、1兆1,490億円、2.2％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比51億円、0.01％増、前年同月末比では3,732億円、1.2％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆2,275億円、0.6％増、前年同月末比では9兆3,437億円、2.3％減であった。

各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比4,577億円、0.2％増、前年同月末比では8兆7,748億円、4.5％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比8,506億円、0.6％増、前年同月末比では1,594億円、0.1％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比7,075億円、1.8％増、前年同月末比では2,647億円、0.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比637億円、0.2％減、前年同月末比では8,526億円、2.8％減となった。

〔参考〕

全国銀行の3月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、401兆3,571億円であるが、債権流動化額等の特殊要因5兆4,200億円を加えた調整後残高は、406兆7,771億円、前年同月末比4兆2,337億円、1.0％減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行）、信託銀行（8行:三菱信託・みずほ信託・ＵＦＪ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の129行である。

平成16年度中

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、年度中6兆6,891億円、1.3％増（前年度は10兆3,116億円、2.1％増）であった。上半期は0.7％減、下半期は 2.1％増となった。債券純発行高は、年度中2兆2,478億円、18.4％減（前年度は3兆5,478億円、22.5％減）となった。

各業態における16年度中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、年度中2兆2,974億円、1.0％増（前年度は9兆4,116億円、4.1％増）となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、年度中2兆9,433億円、1.6％増（前年度は2,073億円、0.1％増）となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、年度中1兆1,490億円、2.2％増（前年度は4,164億円、0.8％増）となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、年度中3,732億円、1.2％減（前年度は2,490億円、0.8％増）となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年度中9兆3,437億円、2.3％減（前年度は12兆9,134億円、3.1％減）であった。なお、上半期は1.6％減、下半期は0.7％減となった。

各業態における16年度中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、年度中8兆7,748億円、4.5％減（前年度は11兆7,906億円、5.7％減）となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、年度中1,594億円、0.1％増（前年度は8,897億円、0.7％減）となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、年度中2,647億円、0.7％増（前年度は1,419億円、0.3％増）となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、年度中8,526億円、2.8％減（前年度は4,127億円、1.4％増）となった。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成17年4月末）の発表日：平成17年5月11日（水）予定