平成17年10月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比6兆4,560億円、1.2％減、前年同月末比では、6兆6,365億円、1.3％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,302億円、1.4％減、前年同月末比では、1兆5,802億円、14.6％減であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比4兆3,692億円、1.8％減、前年同月末比では、4兆905億円、1.7％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆4,228億円、0.8％減、前年同月末比では、1兆2,269億円、0.7％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比4,418億円、0.8％減、前年同月末比では、6,892 億円、1.3％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比4,728億円、1.5％減、前年同月末比では、3,007億円、0.9％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆4,618億円、0.6％減、前年同月末比では、7,407億円、0.2％増であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比8,695億円、0.5％減、前年同月末比では、2兆685 億円、1.1％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比5,391億円、0.4％減、前年同月末比では、1兆6,441 億円、1.2％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比3,551億円、0.9％減、前年同月末比では、6,630 億円、1.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比6,994億円、2.3％減、前年同月末比では、637億円、0.2％増となった。

〔参考〕

全国銀行の10月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、400兆6,117億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆6,100億円を加えた調整後残高は、405兆2,217億円、前年同月末比5兆1,107億円、1.3％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（7行：みずほ・東京三菱・ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の128行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　Tel03-5252-3778

次回（平成17年11月末）の発表日：平成17年12月7日（水）予定