I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比6兆4,776億円、1.3%増、前年同月末比では、8兆2,287億円、1.6%増となった。また、債券純発行高は、前月末比972億円、1.1%減、前年同月末比では、1兆5,397億円、14.5%減であった。
各業態における11月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比4兆3,531億円、1.8%増、前年同月末比では、4兆8,601億円、2.0%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆5,021億円、0.8%増、前年同月末比では、1兆9,352億円、1.1%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比1,723億円、0.3%増、前年同月末比では、7,893億円、1.5%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比2,303億円、0.7%増、前年同月末比では、4,513億円、1.4%減となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比2兆5,350億円、0.6%増、前年同月末比では、3兆8,194億円、1.0%増であった。
各業態における11月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比1兆597億円、0.6%増、前年同月末比では、6,126億円、0.3%減となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比6,748億円、0.5%増、前年同月末比では、2兆4,797億円、1.8%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比2,569億円、0.6%増、前年同月末比では、9,473億円、2.4%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比5,242億円、1.7%増、前年同月末比では、5,399億円、1.8%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の11月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、403兆1,568億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆7,900億円を加えた調整後残高は、407兆9,468億円、前年同月末比8兆4,094億円、2.1%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕
- 全国銀行とは、都市銀行(7行:みずほ・東京三菱・UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行48行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の128行である。