平成18年1月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比2兆520億円、0.4％減、前年同月末比では、9兆3,883億円、1.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,073億円、1.2％減、前年同月末比では、1兆4,395億円、13.9％減であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆4,334億円、0.6％増、前年同月末比では、7兆2,270億円、3.1％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比2兆7,739億円、1.5％減、前年同月末比では、1兆4,816億円、0.8％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比9,319億円、1.7％減、前年同月末比では、5,494億円、1.0％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比2,867億円、0.9％増、前年同月末比では、9,817億円、3.0％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆2,099億円、0.8％減、前年同月末比では、5兆2,646億円、1.3％増であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比9,984億円、0.5％減、前年同月末比では、1兆1,200億円、0.6％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆3,128億円、0.9％減、前年同月末比では、2兆3,288億円、1.7％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行Ⅱは、前月末比5,431億円、1.3％減、前年同月末比では、1兆619億円、2.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比4,233億円、1.4％減、前年同月末比では、3,330億円、1.1％増となった。

〔参考〕

全国銀行の1月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、404兆3,390億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆3,300億円を加えた調整後残高は、408兆6,690億円、前年同月末比9兆5,346億円、2.4％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行Ⅱ（第二地方銀行協会加盟の地方銀行47行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の126行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成18年2月末）の発表日：平成18年3月7日（火）予定