平成18年2月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比814億円、0.01％減、前年同月末比では、8兆2,885億円、1.6％増となった。また、債券純発行高は、前月末比701億円、0.8％減、前年同月末比では、1兆3,566億円、13.3％減であった。

各業態における2月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比7,435億円、0.3％減、前年同月末比では、6兆1,434億円、2.6％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比6,804億円、0.4％増、前年同月末比では、1兆3,034億円、0.7％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,357億円、0.3％増、前年同月末比では、4,878億円、0.9％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比98億円、0.03％減、前年同月末比では、5,032億円、1.6％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比5,341億円、0.1％減、前年同月末比では、4兆6,053億円、1.2％増であった。

各業態における2月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比5,846億円、0.3％減、前年同月末比では、1,269億円、0.1％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1,494億円、0.1％増、前年同月末比では、2兆1,921億円、1.6％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比385億円、0.1％増、前年同月末比では、1兆1,268億円、2.8％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比2,254億円、0.7％減、前年同月末比では、4,358億円、1.5％増となった。

〔参考〕

全国銀行の2月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、403兆7,749億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆4,300億円を加えた調整後残高は、408兆2,049億円、前年同月末比8兆9,853億円、2.3％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行47行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の126行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成18年3月末、平成17年度中）の発表日：平成18年4月11日（火）予定