平成18年4月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆1,614億円、0.2％増、前年同月末比では、7兆6,948億円、1.5％増となった。また、債券純発行高は、前月末比3,086億円、3.5％減、前年同月末比では、1兆3,950億円、14.2％減であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1,393億円、0.1％増、前年同月末比では、4兆6,842億円、1.9％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆935億円、0.6％増、前年同月末比では、1兆9,061億円、1.0％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比2,971億円、0.6％増、前年同月末比では、5,184億円、1.0％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比1,689億円、0.5％減、前年同月末比では、5,378億円、1.7％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆4,694億円、0.8％減、前年同月末比では、9兆423億円、2.3％増であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比2兆1,185億円、1.1％減、前年同月末比では、3兆2,208億円、1.7％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比8,413億円、0.6％減、前年同月末比では、3兆1,004億円、2.3％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,997億円、0.5％減、前年同月末比では、1兆3,000億円、3.3％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比3,225億円、1.0％減、前年同月末比では、3,642億円、1.2％増となった。

〔参考〕

全国銀行の4月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、406兆5,783億円であるが、債権流動化額等の特殊要因3兆4,900億円を加えた調整後残高は、410兆683億円、前年同月末比12兆5,623億円、3.2％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行47行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の126行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成18年5月末）の発表日：平成18年6月7日（水）予定