平成18年5月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆7,185億円、0.3％減、前年同月末比では、6兆1,781億円、1.2％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,557億円、1.8％減、前年同月末比では、1兆4,047億円、14.5％減であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1,301億円、0.1％増、前年同月末比では、4兆165億円、1.7％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆6,141億円、0.9％減、前年同月末比では、1兆2,374億円、0.7％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比5,321億円、1.0％減、前年同月末比では、4,302億円、0.8％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比1,358億円、0.4％増、前年同月末比では、6,922億円、2.2％減となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆165億円、0.3％減、前年同月末比では、11兆5,686億円、2.9％増であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比5,572億円、0.3％減、前年同月末比では、4兆7,041億円、2.6％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比3,896億円、0.3％減、前年同月末比では、3兆7,233億円、2.7％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比1,290億円、0.3％減、前年同月末比では、1兆4,493億円、3.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比2,345億円、0.8％減、前年同月末比では、3,304億円、1.1％増となった。

〔参考〕

全国銀行の5月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、405兆5,318億円であるが、債権流動化額等の特殊要因3兆3,500億円を加えた調整後残高は、408兆8,818億円、前年同月末比14兆9,486億円、3.8％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行47行）、信託銀行（7行：三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の126行である。

本件に関する照会先：金融調査部　加藤　　Tel　03-5252-3778

次回（平成18年6月末）の発表日：平成18年7月7日（金）予定