全国銀行 預金・貸出金速報

平成18年12月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4,995億円、0.1%増、前年同月末比では1兆2,552億円、0.2%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,025億円、1.4%減、前年同月末比では1兆7,523億円、19.4%減であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比2兆7,629億円、1.1%減、前年同月末比では、2兆8,918億円、1.2%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆7,310億円、1.5%増、前年同月末比では、1兆9,436億円、1.0%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比9,423億円、1.7%増、前年同月末比では、7,070億円、1.3%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比3,774億円、1.2%減、前年同月末比では8,126億円、2.6%増となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比4兆4,103億円、1.1%増、前年同月末比では6兆8,337億円、1.7%増であった。

各業態における12月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比8,909億円、0.5%増、前年同月末比では1兆1,165億円、0.6%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆2,471億円、1.6%増、前年同月末比では3兆1,459億円、2.2%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比7,478億円、1.8%増、前年同月末比では1兆285億円、2.5%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比2,367億円、0.8%増、前年同月末比では2,000億円、0.6%減となった。
〔参考〕
全国銀行の12月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、414兆2,726億円であるが、債権流動化額等の特殊要因3兆2,800億円を加えた調整後残高は、417兆5,526億円、前年同月末比10兆737億円、2.5%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行46行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の125行である。

平成18年中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、年中1兆2,552億円、0.2%増(前年は年中9兆2,221億円、1.8%増)となり、6年連続で増加となった。また、債券純発行高は、年中1兆7,523億円、19.4%減(前年は年中1兆4,810億円、14.1%減)となった。

各業態における18年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中2兆8,918億円、1.2%減(前年は年中6兆2,098億円、2.7%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中1兆9,436億円、1.0%増(前年は年中1兆7,520億円、0.9%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、年中7,070億円、1.3%増(前年は年中6,956億円、1.3%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中8,126億円、2.6%増(前年は年中7,057億円、2.2%減)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年中6兆8,337億円、1.7%増(前年は年中4兆7,692億円、1.2%増)となり、2年連続で増加となった。

各業態における18年中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年中1兆1,165億円、0.6%増(前年は年中67億円、0.003%減)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年中3兆1,459億円、2.2%増(前年は年中2兆5,001億円、1.8%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、年中1兆285億円、2.5%増(前年は年中1兆405億円、2.6%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年中2,000億円、0.6%減(前年は年中8,805億円、2.9%増)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 加藤 Tel03-5252-3778

次回(平成19年1月末)の発表日:平成19年2月7日(水)予定