全国銀行 預金・貸出金速報

平成19年3月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比7兆9,897億円、1.5%増、前年同月末比では5兆3,891億円、1.0%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,284億円、1.8%減、前年同月末比では1兆8,224億円、20.8%減であった。
各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比3兆4,336億円、1.4%増、前年同月末比では、1兆7,024億円、0.7%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比4兆445億円、2.1%増、前年同月末比では、4兆5,050億円、2.4%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、前月末比4,238億円、0.8%増、前年同月末比では、8,824億円、1.6%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比359億円、0.1%増、前年同月末比では8,060億円、2.6%増となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比4兆1,845億円、1.0%増、前年同月末比では2兆8,759億円、0.7%増であった。

各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比1,897億円、0.1%減、前年同月末比では3兆7,891億円、2.0%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆4,487億円、1.7%増、前年同月末比では3兆9,781億円、2.8%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、前月末比5,483億円、1.3%増、前年同月末比では9,040億円、2.2%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比1兆636億円、3.5%増、前年同月末比では3,489億円、1.1%増となった。
〔参考〕
全国銀行の3月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、412兆8,036億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆2,900億円を加えた調整後残高は、417兆936億円、前年同月末比7兆359億円、1.7%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行46行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の125行である。

平成18年度中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、年度中5兆3,891億円、1.0%増(前年度は6兆7,955億円、1.3%増)であった。上半期は1.0%減、下半期は 2.0%増となった。債券純発行高は、年度中1兆8,224億円、20.8%減(前年度は1兆2,436億円、12.4%減)となった。
各業態における18年度中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年度中1兆7,024億円、0.7%減(前年度は4兆7,929億円、2.0%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年度中4兆5,050億円、2.4%増(前年度は9,948億円、0.5%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、年度中8,824億円、1.6%増(前年度は3,391億円、0.6%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年度中8,060億円、2.6%増(前年度は6,475億円、2.0%減)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年度中2兆8,759億円、0.7%増(前年度は8兆6,606億円、2.2%増)であった。

なお、上半期は0.4%増、下半期は0.3%増となった。

各業態における18年度中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、年度中3兆7,891億円、2.0%減(前年度は2兆6,028億円、1.4%増)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、年度中3兆9,781億円、2.8%増(前年度は3兆589億円、2.2%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、年度中9,040億円、2.2%増(前年度は1兆32億円、2.5%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、年度中3,489億円、1.1%増(前年度は1兆648億円、3.6%増)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 加藤  Tel 03-5252-3778

次回(平成19年4月末)の発表日:平成19年5月9日(水)予定