平成19年5月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比5,081億円、0.1％増、前年同月末比では、9兆5,926億円、1.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,950億円、2.8％減、前年同月末比では、1兆4,792億円、17.8％減であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆9,788億円、0.8％増、前年同月末比では、2兆2,140億円、0.9％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比1兆387億円、0.5％減、前年同月末比では、4兆3,989億円、2.3％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比4,569億円、0.8％減、前年同月末比では、1兆850億円、2.0％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比472億円、0.1％減、前年同月末比では、9,762億円、3.1％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆2,345億円、0.5％減、前年同月末比では、1兆6,026億円、0.4％増であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比9,386億円、0.5％減、前年同月末比では、3兆5,935億円、1.9％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比9,089億円、0.6％減、前年同月末比では、3兆552億円、2.2％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比2,085億円、0.5％減、前年同月末比では、7,037億円、1.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比2,158億円、0.7％減、前年同月末比では、2,247億円、0.7％増となった。

〔参考〕

全国銀行の5月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、407兆544億円であるが、債権流動化額等の特殊要因4兆4,600億円を加えた調整後残高は、411兆5,144億円、前年同月末比5兆9,526億円、1.5％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　平井、昆　　Tel　03-5252-3778

次回（平成19年6月末）の発表日：平成19年7月6日（金）予定