平成19年6月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆4,603億円、0.3％減、前年同月末比では、9兆6,610億円、1.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比427億円、0.6％減、前年同月末比では、1兆3,442億円、16.6％減であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比4兆6,824億円、1.9％減、前年同月末比では、1兆4,653億円、0.6％増となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比2兆5,530億円、1.3％増、前年同月末比では、5兆2,383億円、2.8％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比8,671億円、1.6％増、前年同月末比では、1兆3,789億円、2.6％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比1,686億円、0.5％減、前年同月末比では、1兆61億円、3.2％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆6,640億円、0.7％増、前年同月末比では、2兆5,680億円、0.6％増であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   都市銀行は、前月末比1兆1,993億円、0.7％増、前年同月末比では、2兆7,196億円、1.4％減となった。
2. 地方銀行
   地方銀行は、前月末比9,806億円、0.7％増、前年同月末比では、3兆6,364億円、2.6％増となった。
3. 地方銀行II
   地方銀行IIは、前月末比2,076億円、0.5％増、前年同月末比では、6,929億円、1.7％増となった。
4. 信託銀行
   信託銀行は、前月末比3,355億円、1.1％増、前年同月末比では、1,808億円、0.6％減となった。

〔参考〕

全国銀行の6月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、409兆6,784億円であるが、債権流動化額等の特殊要因2兆6,500億円を加えた調整後残高は、412兆3,284億円、前年同月末比5兆780億円、1.2％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　平井　　Tel　03-5252-3778

次回（平成19年7月末）の発表日：平成19年8月7日（火）予定