全国銀行 預金・貸出金速報

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4兆7,651億円、0.9%減、前年同月末比では、9兆2,600億円、1.8%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,234億円、1.8%減、前年同月末比では、1兆3,478億円、16.9%減であった。

各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比1兆1,608億円、0.5%減、前年同月末比では、2兆5,811億円、1.1%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比2兆8,280億円、1.5%減、前年同月末比では、4兆3,321億円、2.3%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比6,146億円、1.1%減、前年同月末比では、1兆1,769億円、2.2%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比908億円、0.3%減、前年同月末比では、6,608億円、2.1%増となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆7,690億円、0.4%減、前年同月末比では、2,450億円、0.1%減であった。

各業態における7月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比1兆4,187億円、0.8%減、前年同月末比では、4兆3,769億円、2.3%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比1,752億円、0.1%増、前年同月末比では、3兆5,606億円、2.5%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行IIは、前月末比737億円、0.2%減、前年同月末比では、5,291億円、1.3%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比5,021億円、1.6%減、前年同月末比では、1兆191億円、3.3%減となった。
〔参考〕
全国銀行の7月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、407兆9,094億円であるが、債権流動化額等の特殊要因2兆3,300億円を加えた調整後残高は、410兆2,394億円、前年同月末比1兆9,350億円、0.5%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 平井  Tel 03-5252-3778

次回(平成19年8月末)の発表日:平成19年9月7日(金)予定