全国銀行 預金・貸出金速報

平成19年9月中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆9,535億円、0.4%増、前年同月末比では7兆313億円、1.4%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,168億円、1.8%減、前年同月末比では1兆1,950億円、15.7%減であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比1,673億円、0.1%増、前年同月末比では、9,172億円、0.4%増となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比1兆338億円、0.5%増、前年同月末比では、4兆1,875億円、2.2%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、前月末比4,638億円、0.8%増、前年同月末比では、9,561億円、1.8%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比1,615億円、0.5%増、前年同月末比では5,472億円、1.7%増となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆3,764億円、0.6%増、前年同月末比では1,438億円、0.03%減であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、前月末比6,009億円、0.3%減、前年同月末比では5兆2,470億円、2.8%減となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、前月末比1兆7,716億円、1.2%増、前年同月末比では3兆7,497億円、2.6%増となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、前月末比6,080億円、1.5%増、前年同月末比では6,013億円、1.4%増となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、前月末比3,340億円、1.1%増、前年同月末比では1,677億円、0.5%減となった。
〔参考〕
全国銀行の9月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、411兆3,734億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆8,200億円を加えた調整後残高は、413兆1,934億円、前年同月末比1兆5,562億円、0.4%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

平成19年度上半期中

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、期中3兆3,914億円、0.6%減(前年同期は期中5兆336億円、1.0%減)となった。債券純発行高は、期中5,046億円、7.3%減(前年同期は期中1兆1,320億円、12.9%減)であった。
各業態における19年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、期中3兆9,224億円、1.6%減(前年同期は期中6兆5,420億円、2.7%減)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、期中2,884億円、0.1%減(前年同期は期中735億円、0.03%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、期中6,049億円、1.1%増(前年同期は期中4,868億円、0.9%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、期中677億円、0.2%増(前年同期は期中3,264億円、1.0%増)となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、期中1兆3,602億円、0.3%減(前年同期は期中1兆6,594億円、0.4%増)であった。

各業態における19年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
    都市銀行は、期中2兆4,813億円、1.3%減(前年同期は期中1兆234億円、0.5%減)となった。
  2. 地方銀行
    地方銀行は、期中8,410億円、0.6%増(前年同期は期中1兆1,096億円、0.8%増)となった。
  3. 地方銀行II
    地方銀行Ⅱは、期中2,533億円、0.6%増(前年同期は期中5,157億円、1.2%増)となった。
  4. 信託銀行
    信託銀行は、期中3,819億円、1.2%減(前年同期は期中1,347億円、0.4%増)となった。

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 平井  Tel 03-5252-3778

次回(平成19年10月末)の発表日:平成19年11月7日(水)予定