平成20年3月末・19年度中

平成20年3月中

I.預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比6兆7,425億円、1.3％増、前年同月末比では9兆3,043億円、1.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,513億円、2.5％減、前年同月末比では1兆235億円、14.8％減であった。

各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比4兆2,981億円、1.8％増、前年同月末比では、4兆6,031億円、1.9％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比2兆2,513億円、1.2％増、前年同月末比では、2兆1,547億円、1.1％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比3,206億円、0.6％増、前年同月末比では、9,436億円、1.7％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比349億円、0.1％減、前年同月末比では1兆1,248億円、3.5％増となった。

 II.貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆7,209億円、0.9％増、前年同月末比では5兆3,279億円、1.3％増であった。

各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1,325億円、0.1％減、前年同月末比では3,883億円、0.2％減となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆8,020億円、1.2％増、前年同月末比では3兆8,150億円、2.6％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比5,751億円、1.4％増、前年同月末比では9,648億円、2.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1兆967億円、3.6％増、前年同月末比では647億円、0.2％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の3月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、418兆215億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆1,000億円を加えた調整後残高は、419兆1,215億円、前年同月末比6兆3,879億円、1.5％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

 〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行:三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

平成19年度中

I.預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、年度中9兆3,043億円、1.8％増（前年度は5兆3,891億円、1.0％増）であった。上半期は0.6％減、下半期は2.4％増となった。債券純発行高は、年度中1兆235億円、14.8％減（前年度は1兆8,224億円、20.8％減）となった。

各業態における19年度中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、年度中4兆6,031億円、1.9％増（前年度は1兆7,024億円、0.7％減）となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、年度中2兆1,547億円、1.1％増（前年度は4兆5,050億円、2.4％増）となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、年度中9,436億円、1.7％増（前年度は8,824億円、1.6％増）となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、年度中1兆1,248億円、3.5％増（前年度は8,060億円、2.6％増）となった。

II.貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、年度中5兆3,279億円、1.3％増（前年度は2兆8,759億円、0.7％増）であった。なお、上半期は0.3％減、下半期は1.6％増となった。

各業態における19年度中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、年度中3,883億円、0.2％減（前年度は3兆7,891億円、2.0％減）となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、年度中3兆8,150億円、2.6％増（前年度は3兆9,781億円、2.8％増）となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、年度中9,648億円、2.3％増（前年度は9,040億円、2.2％増）となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、年度中647億円、0.2％増（前年度は3,489億円、1.1％増）となった。

本件に関する照会先：金融調査部　平井　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年4月末）の発表日：平成20年5月9日（金）予定