平成20年4月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4,244億円、0.1％増、前年同月末比では、6兆5,904億円、1.2％増となった。また、債券純発行高は、前月末比403億円、0.7％減、前年同月末比では、1兆1,378億円、16.2％減であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆2,192億円、0.5％減、前年同月末比では、1兆1,769億円、0.5％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆1,780億円、0.6％増、前年同月末比では、2兆9,358億円、1.5％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比1,581億円、0.3％増、前年同月末比では、6,621億円、1.2％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比3,174億円、1.0％増、前年同月末比では、1兆2,579億円、3.9％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆5,395億円、0.8％減、前年同月末比では、5兆3,131億円、1.3％増であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆769億円、0.6％減、前年同月末比では、763億円、0.04％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆1,526億円、0.8％減、前年同月末比では、3兆9,308億円、2.7％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比3,844億円、0.9％減、前年同月末比では、8,773億円、2.1％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比9,855億円、3.2％減、前年同月末比では、4,553億円、1.5％減となった。

〔参考〕

全国銀行の4月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、414兆5,120億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆6,100億円を加えた調整後残高は、416兆1,220億円、前年同月末比6兆9,131億円、1.7％増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年5月末）の発表日：平成20年6月6日（金）予定