平成20年5月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比9,246億円、0.2％減、前年同月末比では、5兆1,576億円、1.0％増となった。また、債券純発行高は、前月末比769億円、1.3％減、前年同月末比では、1兆197億円、15.0％減であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比4,003億円、0.2％減、前年同月末比では、1兆2,022億円、0.5％減となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比4,340億円、0.2％減、前年同月末比では、3兆5,406億円、1.8％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比1,374億円、0.2％減、前年同月末比では、9,816億円、1.8％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,286億円、0.4％減、前年同月末比では、1兆1,765億円、3.6％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比7,597億円、0.2％増、前年同月末比では、8兆3,073億円、2.0％増であった。

各業態における5月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1,625億円、0.1％増、前年同月末比では、1兆1,774億円、0.6％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比5,520億円、0.4％増、前年同月末比では、5兆3,917億円、3.8％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比1,404億円、0.3％増、前年同月末比では、1兆2,262億円、3.0％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,356億円、0.4％減、前年同月末比では、3,751億円、1.2％減となった。

〔参考〕

　全国銀行の5月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、415兆2,717億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆3,600億円を加えた調整後残高は、416兆6,317億円、前年同月末比9兆6,373億円、2.4％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年6月末）の発表日：平成20年7月7日（月）予定