平成20年6月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4兆1,734億円、0.8％増、前年同月末比では、10兆7,914億円、2.0％増となった。また、債券純発行高は、前月末比473億円、0.8％減、前年同月末比では、1兆243億円、15.1％減であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比4,086億円、0.2％増、前年同月末比では、3兆8,888億円、1.6％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比2兆9,425億円、1.5％増、前年同月末比では、3兆9,301億円、2.0％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比6,315億円、1.1％増、前年同月末比では、7,460億円、1.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,668億円、0.5％増、前年同月末比では、1兆5,119億円、4.7％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆9,051億円、0.5％増、前年同月末比では、7兆5,484億円、1.8％増であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆3,548億円、0.7％増、前年同月末比では、1兆3,328億円、0.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比736億円、0.04％増、前年同月末比では、4兆4,847億円、3.1％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比781億円、0.2％減、前年同月末比では、9,405億円、2.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比6,539億円、2.2％増、前年同月末比では、567億円、0.2％減となった。

〔参考〕

　全国銀行の6月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、417兆2,268億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆3,500億円を加えた調整後残高は、418兆5,768億円、前年同月末比8兆9,484億円、2.2％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年7月末）の発表日：平成20年8月7日（木）予定