平成20年9月末・上半期中

平成20年9月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆9,192億円、0.4％増、前年同月末比では10兆9,933億円、2.1％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,037億円、1.8％減、前年同月末比では9,168億円、14.3％減であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比3兆963億円、1.3％増、前年同月末比では、4兆7,015億円、2.0％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆3,742億円、0.7％減、前年同月末比では、2兆7,886億円、1.4％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比2,121億円、0.4％減、前年同月末比では、4,220億円、0.8％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比3,096億円、0.9％増、前年同月末比では2兆2,185億円、6.9％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆3,243億円、0.6％増、前年同月末比では7兆9,639億円、1.9％増であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比680億円、0.03％減、前年同月末比では1兆5,699億円、0.9％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比8,812億円、0.6％増、前年同月末比では4兆 2,452億円、2.9％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比3,689億円、0.9％増、前年同月末比では8,618億円、2.0％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比9,908億円、3.3％増、前年同月末比では5,150億円、1.7％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の9月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、419兆3,373億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆1,400億円を加えた調整後残高は、420兆4,773億円、前年同月末比9兆1,339億円、2.2％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

 〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行45行）、信託銀行（7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の124行である。

平成20年度上半期中

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、期中1兆7,023億円、0.3％減（前年同期は期中3兆3,914億円、0.6％減）となった。債券純発行高は、期中3,979億円、6.7％減（前年同期は期中5,046億円、7.3％減）であった。

各業態における20年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、期中3兆8,240億円、1.5％減（前年同期は期中3兆9,224億円、1.6％減）となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、期中3,455億円、0.2％増（前年同期は期中2,884億円、0.1％減）となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、期中833億円、0.2％増（前年同期は期中6,049億円、1.1％増）となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、期中1兆1,614億円、3.5％増（前年同期は期中677億円、0.2％増）となった。

 II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、期中1兆2,758億円、0.3％増（前年同期は期中1兆3,602億円、0.3％減）であった。

各業態における20年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、期中5,231億円、0.3％減（前年同期は期中2兆4,813億円、1.3％減）となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、期中1兆2,711億円、0.9％増（前年同期は期中8,410億円、0.6％増）となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、期中1,503億円、0.3％増（前年同期は期中2,533億円、0.6％増）となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、期中684億円、0.2％増（前年同期は期中3,819億円、1.2％減）となった。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年10月末）の発表日：平成20年11月10日(月)予定