平成20年10月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4兆170億円、0.7％減、前年同月末比では、8兆3,734億円、1.6％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,659億円、3.0％減、前年同月末比では、9,961億円、15.7％減であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆7,246億円、0.7％減、前年同月末比では、1兆7,437億円、0.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆7,244億円、0.9％減、前年同月末比では、3兆871億円、1.6％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比4,954億円、0.9％減、前年同月末比では、3,597億円、0.7％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比792億円、0.2％減、前年同月末比では、2兆4,207億円、7.6％増となった。 

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆5,216億円、0.6％増、前年同月末比では、14兆4,892億円、3.6％増であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比3兆4,233億円、1.8％増、前年同月末比では、6兆6,813億円、3.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1,709億円、0.1％増、前年同月末比では、5兆4,669億円、3.8％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比2,538億円、0.6％減、前年同月末比では、9,724億円、2.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比3,605億円、1.2％減、前年同月末比では、1兆,132億円、3.4％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の10月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、422兆7,289億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆4,600億円を加えた調整後残高は、424兆1,889億円、前年同月末比16兆8,892億円、4.1％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の123行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成20年11月末）の発表日：平成20年12月5日（金）予定