平成21年1月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比2兆4,337億円、0.4％減、前年同月末比では、9兆1,025億円、1.7％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,844億円、3.7％減、前年同月末比では、1兆2,665億円、20.7％減であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1,137億円、0.04％減、前年同月末比では、8,065億円、0.3％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆9,323億円、1.0％減、前年同月末比では、3兆7,223億円、1.9％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比5,280億円、0.9％減、前年同月末比では、7,171億円、1.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比2,475億円、0.7％減、前年同月末比では3兆817億円、9.3％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比3兆1,662億円、0.7％減、前年同月末比では、17兆9,811億円、4.4％増であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆8,099億円、0.9％減、前年同月末比では、7兆8,158億円、4.2％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比4,444億円、0.3％減、前年同月末比では、7兆6,057億円、5.2％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比1,987億円、0.5％減、前年同月末比では、1兆825億円、2.6％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比4,657億円、1.4％減、前年同月末比では、1兆9,912億円、6.7％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の1月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、431兆2,864億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆8,300億円を加えた調整後残高は、433兆1,164億円、前年同月末比19兆7,911億円、4.8％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（7行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託）、新生銀行、あおぞら銀行の123行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年2月末）の発表日：平成21年3月6日（金）予定