平成21年3月中
I.預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比9兆691億円、1.7%増、前年同月末比では14兆4,699億円、2.7%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,971億円、4.2%減、前年同月末比では1兆4,310億円、24.2%減であった。
各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比7兆5,460億円、3.1%増、前年同月末比では、5兆2,061億円、2.1%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆7,813億円、0.9%増、前年同月末比では、4兆7,356億円、2.4%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比183億円、0.03%増、前年同月末比では、5,425億円、1.0%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比6,617億円、1.8%減、前年同月末比では2兆3,610億円、7.1%増となった。
II.貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比3兆3,588億円、0.8%増、前年同月末比では17兆8,403億円、4.3%増であった。
各業態における3月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比9,082億円、0.5%増、前年同月末比では9兆7,004億円、5.2%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆3,204億円、0.9%増、前年同月末比では6兆5,422億円、4.4%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比2,419億円、0.6%増、前年同月末比では6,938億円、1.6%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比8,791億円、2.7%増、前年同月末比では1兆7,926億円、5.7%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の3月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、435兆4,618億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆7,000億円を加えた調整後残高は、437兆1,618億円、前年同月末比19兆5,303億円、4.7%増となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕
- 全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行)、信託銀行(7行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託・りそな信託)、新生銀行、あおぞら銀行の123行である。
平成20年度中
I.預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、年度中14兆4,699億円、2.7%増(前年度は9兆3,043億円、1.8%増)であった。上半期は0.3%減、下半期は3.0%増となった。
債券純発行高は、年度中1兆4,310億円、24.2%減(前年度は1兆235億円、14.8%減)となった。
各業態における20年度中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、年度中5兆2,061億円、2.1%増(前年度は4兆6,031億円、1.9%増)となった。 - 地方銀行
地方銀行は、年度中4兆7,356億円、2.4%増(前年度は2兆1,547億円、1.1%増)となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、年度中5,425億円、1.0%増(前年度は9,436億円、1.7%増)となった。 - 信託銀行
信託銀行は、年度中2兆3,610億円、7.1%増(前年度は1兆1,248億円、3.5%増)となった。
II.貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、年度中17兆8,403億円、4.3%増(前年度は5兆3,279億円、1.3%増)であった。なお、上半期は0.3%増、下半期は4.0%増となった。
各業態における20年度中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、年度中9兆7,004億円、5.2%増(前年度は3,883億円、0.2%減)となった。 - 地方銀行
地方銀行は、年度中6兆5,422億円、4.4%増(前年度は3兆8,150億円、2.6%増)となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、年度中6,938億円、1.6%増(前年度は9,648億円、2.3%増)となった。 - 信託銀行
信託銀行は、年度中1兆7,926億円、5.7%増(前年度は647億円、0.2%増)となった。