平成21年4月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比4,748億円、0.1％減、前年同月末比では、13兆5,707億円、2.5％増となった。また、債券純発行高は、前月末比2,032億円、4.5％減、前年同月末比では、1兆5,939億円、27.2％減であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆9,635億円、0.8％減、前年同月末比では、4兆4,731億円、1.8％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆953億円、0.5％増、前年同月末比では、4兆6,529億円、2.4％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比3,784億円、0.7％増、前年同月末比では、7,628億円、1.4％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比4,558億円、1.3％減、前年同月末比では、1兆5,764億円、4.7％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比4兆4,473億円、1.0％減、前年同月末比では、16兆9,325億円、4.1％増であった。

各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆4,414億円、0.7％減、前年同月末比では、9兆3,360億円、5.1％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆6,324億円、1.1％減、前年同月末比では、6兆624億円、4.1％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比3,929億円、0.9％減、前年同月末比では、6,853億円、1.6％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比7,330億円、2.2％減、前年同月末比では、2兆451億円、6.8％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の4月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、431兆145億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆8,400億円を加えた調整後残高は、432兆8,545億円、前年同月末比18兆7,625億円、4.5％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行）（44行）、信託銀行（6行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年5月末）の発表日：平成21年6月5日（金）予定