平成21年6月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比5兆3,327億円、1.0％増、前年同月末比では、14兆3,864億円、2.6％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,601億円、3.9％減、前年同月末比では、1兆8,297億円、31.9％減であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比3兆211億円、1.2％増、前年同月末比では、5兆9,198億円、2.4％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆8,922億円、0.9％増、前年同月末比では、4兆4,547億円、2.2％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比5,175億円、0.9％増、前年同月末比では、7,957億円、1.4％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,039億円、0.3％減、前年同月末比では、1兆1,631億円、3.5％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆5,312億円、0.6％減、前年同月末比では、10兆9,520億円、2.6％増であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆9,098億円、1.0％減、前年同月末比では、4兆9,872億円、2.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比6,413億円、0.4％減、前年同月末比では、4兆8,441億円、3.3％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比1,414億円、0.3％減、前年同月末比では、5,696億円、1.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比2,721億円、0.8％増、前年同月末比では、1兆9,609億円、6.4％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の6月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、427兆6,988億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆8,500億円を加えた調整後残高は、429兆5,488億円、前年同月末比12兆7,920億円、3.1％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（6行：三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年7月末）の発表日：平成21年8月7日（金）予定