平成21年9月末・上半期中

平成21年9月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比2兆4,023億円、0.4％増、前年同月末比では14兆8,191億円、2.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,567億円、4.4％減、前年同月末比では2兆1,421億円、38.9％減であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆8,200億円、0.7％増、前年同月末比では、5兆3,170億円、2.2％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比607億円、0.03％減、前年同月末比では、5兆6,530億円、2.9％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、前月末比1,374億円、0.2％増、前年同月末比では、1兆2,814億円、2.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比4,216億円、1.2％増、前年同月末比では7,830億円、2.3％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆8,385億円、0.7％増、前年同月末比では7兆5,553億円、1.8％増であった。

各業態における9月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比3,084億円、0.2％減、前年同月末比では2兆2,298億円、1.2％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比9,585億円、0.6％増、前年同月末比では3兆 8,344億円、2.6％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、前月末比4,990億円、1.2％増、前年同月末比では5,919億円、1.4％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1兆4,976億円、4.7％増、前年同月末比では2兆4,294億円、7.8％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の9月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、426兆4,525億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆3,700億円を加えた調整後残高は、427兆8,225億円、前年同月末比8兆9,153億円、2.1％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

 〔注〕

全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行Ⅱ（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（6行:三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

平成21年度上半期中

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、期中1兆3,532億円、0.2％減（前年同期は期中1兆7,023億円、0.3％減）となった。債券純発行高は、期中1兆1,090億円、24.8％減（前年同期は期中3,979億円、6.7％減）であった。

各業態における21年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、期中3兆7,275億円、1.5％減（前年同期は期中3兆8,240億円、1.5％減）となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、期中1兆2,629億円、0.6％増（前年同期は期中3,455億円、0.2％増）となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、期中8,221億円、1.5％増（前年同期は期中833億円、0.2％増）となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、期中4,023億円、1.1％減（前年同期は期中1兆1,614億円、3.5％増）となった。
   

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、期中9兆93億円、2.1％減（前年同期は期中1兆2,758億円、0.3％増）であった。

各業態における21年度上半期中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、期中7兆9,936億円、4.1％減（前年同期は期中5,231億円、0.3％減）となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、期中1兆4,367億円、0.9％減（前年同期は期中1兆2,711億円、0.9％増）となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、期中484億円、0.1％増（前年同期は期中1,503億円、0.3％増）となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、期中7,051億円、2.1％増（前年同期は期中684億円、0.2％増）となった。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年10月末）の発表日：平成21年11月9日(月)予定