平成21年10月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比3兆9,225億円、0.7％減、前年同月末比では、14兆9,136億円、2.8％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,492億円、4.4％減、前年同月末比では、2兆1,254億円、39.8％減であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比3兆6,214億円、1.4％減、前年同月末比では、3兆4,202億円、1.4％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比53億円、0.002％増、前年同月末比では、7兆3,827億円、3.8％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比24億円、0.004％増、前年同月末比では、1兆7,792億円、3.2％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1,648億円、0.5％減、前年同月末比では、6,973億円、2.0％増となった。

II　貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比2兆9,250億円、0.7％減、前年同月末比では、2兆1,086億円、0.5％増であった。

各業態における10月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比9,620億円、0.5％減、前年同月末比では、2兆1,555億円、1.1％減となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比3,713億円、0.2％減、前年同月末比では、3兆2,921億円、2.2％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行IIは、前月末比2,799億円、0.6％減、前年同月末比では、5,658億円、1.3％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比1兆1,587億円、3.4％減、前年同月末比では、1兆6,311億円、5.3％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の10月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、423兆5,175億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆1,600億円を加えた調整後残高は、424兆6,775億円、前年同月末比3兆2,486億円、0.8％増となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行II（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野　Tel.03-5252-3778

次回（平成21年11月末）の発表日：平成21年12月7日（月）予定