I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比4兆7,869億円、0.9%増、前年同月末比では、13兆2,967億円、2.5%増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,487億円、4.6%減、前年同月末比では、2兆1,236億円、40.9%減であった。
各業態における11月中の主な動向は、次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比4兆4,847億円、1.8%増、前年同月末比では、4兆487億円、1.6%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比6,779億円、0.3%増、前年同月末比では、6兆991億円、3.1%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比169億円、0.02%減、前年同月末比では、1兆3,951億円、2.5%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比2,254億円、0.6%減、前年同月末比では、113億円、0.03%増となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比1兆2,444億円、0.3%減、前年同月末比では、3兆7,120億円、0.9%減であった。
各業態における11月中の主な動向は、次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比2,655億円、0.1%減、前年同月末比では、5兆4,425億円、2.8%減となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比5,564億円、0.4%減、前年同月末比では、1兆3,732億円、0.9%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行IIは、前月末比1,591億円、0.4%減、前年同月末比では、2,010億円、0.5%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比823億円、0.3%減、前年同月末比では、1兆3,466億円、4.3%増となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の11月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、422兆2,731億円であるが、債権流動化額等の特殊要因1兆200億円を加えた調整後残高は、423兆2,931億円、前年同月末比2兆7,020億円、0.6%減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行II(第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行)、信託銀行(6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託)、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。