平成22年1月末

I　預金（実質預金）の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆6,502億円、0.3％減、前年同月末比では、13兆6,307億円、2.5％増となった。また、債券純発行高は、前月末比1,401億円、4.7％減、前年同月末比では、2兆66億円、41.4％減であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比8,846億円、0.4％増、前年同月末比では、6兆6,593億円、2.7％増となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比1兆4,065億円、0.7％減、前年同月末比では、6兆2,153億円、3.2％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、前月末比5,284億円、0.9％減、前年同月末比では、1兆5,354億円、2.8％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比2,148億円、0.6％減、前年同月末比では1兆5,370億円、4.2％減となった。

II　貸出金の動向

 全国銀行の貸出金は、前月末比2兆7,580億円、0.6％減、前年同月末比では、8兆5,191億円、2.0％減であった。

各業態における1月中の主な動向は次のとおりである。

1. 都市銀行
   　都市銀行は、前月末比1兆2,791億円、0.7％減、前年同月末比では、8兆2,077億円、4.2％減となった。
2. 地方銀行
   　地方銀行は、前月末比3,980億円、0.3％減、前年同月末比では、1,848億円、0.1％増となった。
3. 地方銀行II
   　地方銀行Ⅱは、前月末比2,090億円、0.5％減、前年同月末比では、1,880億円、0.4％増となった。
4. 信託銀行
   　信託銀行は、前月末比8,372億円、2.5％減、前年同月末比では、1,334億円、0.4％増となった。

〔参考〕

　全国銀行の1月末総貸出残高（ユーロ円インパ等を含む）は、422兆7,574億円であるが、債権流動化額等の特殊要因8,100億円を加えた調整後残高は、423兆5,674億円、前年同月末比7兆7,191億円、1.8％減となった。
　なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。

〔注〕全国銀行とは、都市銀行（6行：みずほ・三菱東京ＵＦＪ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな）、地方銀行（64行）、地方銀行Ⅱ（第二地方銀行協会加盟の地方銀行44行）、信託銀行（6行:三菱ＵＦＪ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託）、新生銀行、あおぞら銀行の122行である。

本件に関する照会先：金融調査部　天野、昆　Tel.03-5252-3778

次回（平成22年2月末）の発表日：平成22年3月5日（金）予定