I 預金(実質預金)の動向
全国銀行の実質預金は、前月末比2兆4,703億円、0.4%減、前年同月末比では、11兆6,500億円、2.1%増となった。前年同月末比増加は、43か月連続である。
また、債券純発行高は、前月末比1,385億円、5.4%減、前年同月末比では、1兆8,413億円、43.1%減であった。
各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比1兆8,156億円、0.7%減、前年同月末比では、6兆4,711億円、2.6%増となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比2,107億円、0.1%減、前年同月末比では、5兆1,939億円、2.6%増となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比2,587億円、0.5%増、前年同月末比では、1兆2,829億円、2.3%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比6,175億円、1.8%減、前年同月末比では、9,503億円、2.7%減となった。
II 貸出金の動向
全国銀行の貸出金は、前月末比5兆9,916億円、1.4%減、前年同月末比では、12兆2,265億円、2.8%減であった。前年同月末比減少は、6か月連続である。
各業態における4月中の主な動向は次のとおりである。
- 都市銀行
都市銀行は、前月末比2兆3,792億円、1.3%減、前年同月末比では、11兆4,726億円、5.9%減となった。 - 地方銀行
地方銀行は、前月末比1兆4,365億円、0.9%減、前年同月末比では、3,344億円、0.2%減となった。 - 地方銀行II
地方銀行Ⅱは、前月末比5,367億円、1.2%減、前年同月末比では、2,777億円、0.6%増となった。 - 信託銀行
信託銀行は、前月末比1兆6,085億円、4.8%減、前年同月末比では、3,301億円、1.0%減となった。
- 〔参考〕
- 全国銀行の4月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、418兆7,780億円であるが、債権流動化額等の特殊要因を調整した後の残高は、418兆6,880億円、前年同月末比12兆3,265億円、2.9%減となった。
なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
- 〔注〕全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(64行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行42行)、信託銀行(6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託)、新生銀行、あおぞら銀行の120行である。