全国銀行 預金貸出金速報

I 預金(実質預金)の動向

全国銀行の実質預金は、前月末比1兆3,136億円、0.2%増、前年同月末比では、10兆2,280億円、1.8%増となった。前年同月末比増加は、45か月連続である。

また、債券純発行高は、前月末比1,122億円、4.9%減、前年同月末比では、1兆7,229億円、44.1%減であった。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
     都市銀行は、前月末比4,691億円、0.2%減、前年同月末比では、6兆570億円、2.4%増となった。
  2. 地方銀行
     地方銀行は、前月末比1兆3,389億円、0.6%増、前年同月末比では、4兆5,662億円、2.2%増となった。
  3. 地方銀行II
     地方銀行Ⅱは、前月末比4,889億円、0.9%増、前年同月末比では、1兆1,031億円、2.0%増となった。
  4. 信託銀行
     信託銀行は、前月末比285億円、0.1%増、前年同月末比では、6,631億円、1.9%減となった。

II 貸出金の動向

全国銀行の貸出金は、前月末比1兆2,785億円、0.3%増、前年同月末比では、9兆3,296億円、2.2%減であった。前年同月末比減少は、8か月連続である。

各業態における6月中の主な動向は次のとおりである。

  1. 都市銀行
     都市銀行は、前月末比9,321億円、0.5%増、前年同月末比では、8兆8,439億円、4.6%減となった。
  2. 地方銀行
     地方銀行は、前月末比860億円、0.1%減、前年同月末比では、461億円、0.03%増となった。
  3. 地方銀行II
     地方銀行Ⅱは、前月末比469億円、0.1%減、前年同月末比では、2,073億円、0.5%増となった。
  4. 信託銀行
     信託銀行は、前月末比5,487億円、1.7%増、前年同月末比では、2,801億円、0.9%減となった。
〔参考〕
 全国銀行の6月末総貸出残高(ユーロ円インパ等を含む)は、418兆3,591億円であるが、債権流動化額等の特殊要因を調整した後の残高は、418兆2,991億円、前年同月末比9兆3,996億円、2.2%減となった。
 なお、各業態の調整後残高等については計数表を参照。
〔注〕全国銀行とは、都市銀行(6行:みずほ・三菱東京UFJ・三井住友・りそな・みずほコーポレート・埼玉りそな)、地方銀行(63行)、地方銀行Ⅱ(第二地方銀行協会加盟の地方銀行42行)、信託銀行(6行:三菱UFJ信託・みずほ信託・中央三井信託・住友信託・野村信託・中央三井アセット信託)、新生銀行、あおぞら銀行の119行である。

 

照会先

本件に関する照会先:金融調査部 天野、昆 Tel.03-5252-3778

次回(平成22年7月末)の発表日:平成22年8月6日(金)予定