2010年4月15日

各 位

全国銀行協会

バーゼル銀行監督委員会「銀行セクターの強靭性の強化」「流動性リスク計測、基準、モニタリングのための国際的枠組み」に係る市中協議文書に対するコメントの提出について

 全国銀行協会は、本日、バーゼル銀行監督委員会「銀行セクターの強靭性の強化」「流動性リスク計測、基準、モニタリングのための国際的枠組み」に係る市中協議文書に対して、コメントを提出しました。
 今回の市中協議文書による提案は、バーゼル委員会として、規制・監督および国際的な銀行のリスク管理について、今般の金融危機から得られた教訓に対処するための包括的な対応の一部であると認識しております。
 しかしながら、市場・実体経済へのインパクト、一律規制と各国規制とのバランス、ビジネスモデルの多様性、激変緩和措置、適切なコンサルテーション手続などの観点から、提案されたルールを実現するうえで、適切な配慮が必要と考えます。
 現在、バーゼル委員会による定量的影響度調査等も行われていることから、この結果にも注視していくとともに、当協会としても、今後とも、国際的な金融規制・監督の観点から積極的な意見発信を行っていく所存であります。