Q1.全銀EDIシステムの稼動により、総合振込のフォーマットが、固定長電文からXML電文というものに変わり、より多くの情報を送れるようになると聞きました。それぞれの電文がどのようなものか教えてください。

図1 固定長形式とXML形式の総合振込のフォーマットイメージ

A1.固定長電文は、電文の長さや情報量が予め定められている電文形式です。それに対して、XML電文は、電文の長さ等を柔軟に設計・変更することが可能な電文形式です。
総合振込の際には、支払金額や受取人名等の情報のほかに、付加的な情報(EDI情報)を設定することができますが、従来のフォーマットは固定長電文で20桁までという制限がありました(図1左)。本システムの稼動により、EDI情報が柔軟性の高いXML形式となり、従来よりも多くの情報を添付することが可能となります(図1右)。

Q2.全銀EDIシステムが取り扱う業務は総合振込のほかに何がありますか。給与振込は対象外なのですか?

図2 全銀EDIシステムが取り扱うサービスおよびチャネル

A2.全銀EDIシステムが取り扱う業務(XML電文への移行対象)は、総合振込およびそれに係る振込入金通知、入出金取引明細の3つです(図2参照)。XML電文を処理する全銀EDIシステムは、決済情報と商流情報を連携させることにより、決済事務の効率化を図ることを主たる目的としているため、企業間の商取引における決済(支払い、受取確認)に使用される上記3業務を対象にしています。このため、現状、金融EDI情報欄の存在しない給与振込や賞与振込等の業務のフォーマットは、全銀EDIシステムが取り扱う業務とはなりません。

Q3.当社はXML対応をする予定ですが、取引先(受取企業側)が対応していないことが想定されます。その場合でもXML電文による振込を行ってもよいのですか?

図3 決済業務の効率化のメリットを享受するためには

A3.振込(支払い)の受取企業となる取引先がXML対応をしていない場合(固定長電文での処理)でもXML電文による振込を行うことができますが、その場合、取引先は、商流情報を設定可能な金融EDI情報を受け取ることができません。売掛金消込等の決済業務の効率化のメリットを享受するためには、支払企業側、受取企業側双方がXML対応する必要がございます(図3参照)。

Q4.外国送金も全銀EDIシステムの取扱い対象ですか?

A4.対象外です。全銀EDIシステムで取り扱うのは、内国為替取引=国内での取引のみを対象としています。

Q5.全銀EDIシステムを利用して金融EDI情報を活用するためには、どのような対応が必要になりますか?

図4 金融EDI情報を活用するために必要な対応

A5.金融EDI情報を活用いただくためには、以下の対応が必要になります(図4参照)。
(1)XML電文を作成・取込するための会計システム等のソフトウェアのバージョンアップや入替え
(2)一括ファイル伝送によるファームバンキング(FB)を利用する場合は、通信ソフトウェアの設定変更や入替え、電子証明書(クライアント証明書)の取得(なお、全銀EDIシステムへの接続のための回線については、インターネットの他、必要に応じてIP-VPNもご利用いただけます)

Q6.全銀EDIシステムについて、より詳しく知りたいのですが、わかりやすい資料はありますか?

A6.全銀EDIシステムに関する企業向けの説明会(平成29年10月、11月に東京・大阪で開催)の資料をご参照ください。全国銀行協会では、今後も、全銀EDIシステムを企業の皆さまに知っていただくため、説明会等の周知・広報活動に取り組んで参ります。
また、全銀EDIシステムの開発主体である全国銀行資金決済ネットワークのウェブサイトにおいても関連情報を公表しておりますので、併せてご覧ください。