となると、将来の金利の動向を正しく読むことができれば、どちらが有利かを判断できることになります。しかし、それはほぼ不可能です。結局のところ、ローンの利用者が変動リスクにどれだけ対処できるか。そのことをローン選択の判断材料にしてはどうでしょう。
変動金利を選択するとメリットの方が大きいケースは、家計に比較的余裕があり、自己資金が多く、貯蓄などで金利上昇に対応できる人。借入額が少ない、借入期間が短いといった人も該当します。金利が低い分、元本がより早く減っていくため、返済効率も高くなります。
対して、
変動金利を選ぶとデメリットの方が大きいのは、
住宅ローンの支払いにより家計に余裕がないといったケース。30年、35年といった長期で借りている場合も、金利上昇リスクは高まります。そういった場合、確実に返済できる全期間固定を選択すべきでしょう。
また、最近は、
変動金利と全期間固定を組み合わせた「金利ミックス型」の利用者も増えています。すべて全期間固定で借りるよりも毎月の返済額が低く、同時に金利上昇のリスクも
変動金利のみで借りるより抑えられます。借入額に対してそれぞれの割合をどうするかが利用ポイントになりますので、無理のない返済可能額を基準にしながら、検討すべきでしょう。