2018年3月 7日

各 位

一般社団法人全国銀行協会

振り込め詐欺等の被害防止啓発活動の追加実施について

 一般社団法人全国銀行協会(会長:平野信行 三菱UFJフィナンシャル・グループ社長)は、平成29年9月14日に公表のとおり、平成29年10月の1か月間を「振り込め詐欺等撲滅強化推進期間」と位置づけ、振り込め詐欺等の特殊詐欺被害の未然防止に向けた活動に取り組んで参りました。
 さらに、近時の犯罪動向等を踏まえ、交通広告の活用を中心とした追加啓発活動を実施したところです(平成30年1月12日に公表の取組み内容)。
 しかしながら、平成30年2月の警察当局の発表によりますと、平成29年における振り込め詐欺等の特殊詐欺の被害発生件数・金額は、18,201件・390.3億円となり、被害額は3年連続で減少したものの、被害件数は前年と比べて28.6%増加し、依然として高水準にあるとされています。また、被害金交付形態別では、キャッシュカード手交型の被害発生件数・金額が、4,004件・57.3億円となり、前年と比べて大幅に増加したとされています。
 こうした状況を踏まえ、今般、当協会は、キャッシュカード手交型の詐欺事案(銀行協会職員等を騙る詐欺)の未然防止のため、交通広告の活用を中心とした啓発活動を追加で行いますので、お知らせいたします(施策の概要は別紙ご参照)。

【本件照会先】
コンプライアンス部金融犯罪対策室 吉村、田鍋、坂井
パブリック・リレーション部広報室 飯島、宮田

 

別紙

 

「振り込め詐欺等の被害防止啓発活動」追加施策の概要

 

1.医療関連施設待合室ディスプレイ(15秒動画×2話)を活用した啓発活動

 平成30年3月1日(木)~31日(土)の1か月間、全国の医療関連施設に設置された専用ディスプレイ「Medi Caster」に、キャッシュカード手交型の詐欺事案および還付金詐欺への注意を促す動画を放映。

 

2.イオンチャンネル(15秒動画)を活用した啓発活動

 平成30年3月19日(月)~25日(日)、東京都、神奈川県および千葉県のイオン(スーパー)の食品売り場のレジに集中的に設置されたモニター「イオンチャンネル」に、キャッシュカード手交型の詐欺事案への注意を促す動画を放映。

 

3.交通広告(東急電鉄の車内モニター(15秒動画))を活用した啓発活動

 平成30年3月12日(月)~18日(日)、東急電鉄のTOQビジョンに、キャッシュカード手交型の詐欺事案への注意を促す動画を放映。

以上