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2016年1月29日

日本銀行、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定

日本銀行は、1月29日、政策委員会・金融政策決定会合を開催し、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の導入を決定した。
 「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」は従来の「量的・質的金融緩和」に加え、金融機関が保有する日本銀行当座預金の金利にマイナス金利を導入することが盛り込まれたもので、具体的には、当座預金を3段階の階層に分割し、それぞれの階層に応じてプラス金利、ゼロ金利、マイナス金利(導入当初は▲0.1%)を適用するとされている。
 日本銀行の推計によると、導入当初にプラス金利が適用される当座預金の残高は約210兆円、ゼロ金利が適用される残高は約40兆円、マイナス金利が適用される残高は約10兆円とされている。
(関係資料はwww. boj. or. jpから入手可能)