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2016年3月15日

日本銀行、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」の円滑な実施に係る実務的な対応を公表

日本銀行は、3月15日、政策委員会・金融政策決定会合において、「マイナス金利付き量的・質的金融緩和」を円滑に実施する観点から、実務的な対応を決定し、公表した。その概要は以下のとおり。

  • 0%の金利を適用する「マクロ加算残高」の見直しを原則として3か月毎に行う。
  • マネー・リザーブ・ファンド(MRF)の証券取引における決済機能に鑑み、MRFを受託する金融機関の「マクロ加算残高」に、受託残高に相当する額(昨年の受託残高を上限とする)を加える。
  • 金融機関の貸出増加に向けた取組みをより一層支援するため、今後、「貸出支援基金」および「被災地金融機関支援オペ」の残高を増加させた金融機関については、増加額の2倍の金額を「マクロ加算残高」に加算する。

(関係資料はwww.boj.or.jpから入手可能)