米商品先物取引委員会（CFTC）は、12月2日（官報掲載は12月16日付）、市中協議文書「スワップディーラーおよび主要スワップ参加者に対する資本規制案」（原題：Capital Requirements of Swap Dealers and Major Swap Participants）（以下「資本規制案」という。）を公表し、2017年3月16日を期限としてパブリックコメントに付した。
CFTCは、2011年5月に、健全性規制当局の規制に服していないスワップディーラー（SD）および主要スワップ参加者（MSPs）に対する資本規制案をパブリックコメントに付したが、その最終化については、SDおよびMSPsに対する非清算集中スワップの証拠金規制（原題：Margin Requirements for Uncleared Swaps for Swap Dealers and Major Swap Participants）（以下「証拠金規制」という。）が最終化されるまで延期することとしていた。今般の資本規制案は、証拠金規制が最終化され、段階適用が開始されたことから、再度検討されたものである。
資本規制案は、ドッド・フランク法にもとづき、SDおよびMSPsに対する資本要件のほか、規制資本を測定するための内部モデルの利用申請、流動性要件および財務報告等について提案している。
（関係資料（英文）はwww.cftc.govから入手可能）
