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2018年7月17日

金融庁、「金融庁組織令の一部を改正する政令」等にもとづき組織再編を実施

 金融庁は、7月17日、金融行政が抱える課題の変化に的確に対応していく観点から、金融庁組織令の一部を改正する政令等にもとづき、組織再編を実施した。
 主な組織再編の内容は以下のとおり。

  • 「総合政策局」、「企画市場局」、「監督局」の3局体制とする。(総務企画局、検査局の廃止)
  • 金融行政の戦略立案や総合調整の機能を強化するとともに、金融システム全体のリスクや業態横断的な課題に対応するため、専門分野別機能を強化する。(総合政策局の新設、同局総合政策課、リスク分析総括課の新設)
  • 市場機能の強化や技術の進展等に応じた制度等の施策の企画能力を強化する。(企画市場局の新設)
  • 金融機関との継続的な対話を効果的・効率的に行うため、オンサイトとオフサイトのモニタリングを一体化する。(監督局)

 

 なお、金融庁は、今回の組織再編にあたり、証券取引等監視委員会や公認会計士・監査審査会の組織および所掌事務に変更は生じないことを付記している。

 

(関係資料はwww.fsa.go.jpから入手可能)