9月25日、金融審議会(会長:神田秀樹 学習院大学大学院法務研究科教授)の第42回総会・第30回金融分科会合同会合が開催された。
当日は、まず、「諮問事項に対する報告」として、金融庁から以下の①および②について説明が行われた。
①「市場ワーキング・グループ」の運営
・「市場ワーキング・グループ」報告書については、本日の議題としない
・顧客本位の業務運営について、制度対応を含めて新たに検討をすべく、「市場ワーキング・グループ」を再開
②「市場構造専門グループ」の審議状況
その後、「金融制度スタディ・グループ」において取りまとめられた報告書(「『決済』法制及び金融サービス仲介法制に係る制度整備についての報告《基本的な考え方》」)について、同グループの岩原座長(早稲田大学大学院法務研究科教授)から説明が行われた後、報告書を金融審議会として了承した。
また、制度整備に向けた具体的な議論を進めるため、「金融制度スタディ・グループ」をワーキング・グループへと改組することが了承された。
次いで、金融庁から「利用者を中心とした新時代の金融サービス~金融行政のこれまでの実践と今後の方針~(令和元事務年度)」に関する説明が行われた。
なお、金融制度スタディ・グループを改組した「決済法制及び金融サービス仲介法制に関するワーキング・グループ」は、10月4日に初回会合が開催された。
(関係資料はwww.fsa.go.jpから入手可能)