全銀協は、銀行界全体のCSR活動の推進役としての機能を担っています。例えば、環境問題に関する行動計画の策定やバリアフリーの取組み、女性活躍・男女共同参画に関する取組みなどを通じて、銀行界全体のCSR活動を推進しています。

ユニバーサルデザイン・バリアフリー推進活動

 銀行は、あらゆるお客さまが来店しやすく、利用しやすい銀行を目指して工夫を凝らしています。全銀協は、各行の「障がい者向け相談窓口」をウェブサイトで一覧にして公開するなど、銀行の活動を支援しています。また、耳の不自由な方などが、銀行店頭で希望される取引や手続を円滑に伝えるための「コミュニケーション支援用絵記号デザイン」やバリアフリーに関する銀行職員の理解促進のための「銀行におけるバリアフリーハンドブック」を作成しています。

環境問題への対応

 全銀協は銀行界としての環境問題への取組みの一環として、電力使用量の削減目標や環境配慮型用紙の購入率、紙のリサイクル率の目標を設定し、銀行に積極的な取組みを働きかけています。

 また、銀行の環境活動を銀行別・テーマ別に見られる「全国銀行ecoマップ」をウェブサイトで公開しているほか、環境問題の重要性に対する認識を共有することを目的として、教材提供を通じた啓発活動などを行っています。

全国銀行金融教育活動MAP

 銀行の金融経済教育への取組みを銀行別・テーマ別に見られる「全国銀行金融教育活動MAP」をウェブサイトで公開しています。

男女共同参画実現への取組み

 銀行界においては、全ての従業員がパフォーマンスを最大限発揮できるよう女性の活躍推進を含む様々な施策・取組みを進めています。
 全銀協は、毎年作成している「全銀協SDGsレポート」において、会員における女性活躍・男女共同参画に関する取組みの一部を紹介しています。
 また、全銀協は、2025年7月に男女間賃金格差の解消に向けた銀行界のアクションプランを策定し、会員の取組みを支援しています。

高齢社会等への対応

 全銀協は、高齢のお客さま(特に認知能力の低下した方)や代理の方と金融取引を行う際や、社会福祉関係機関等と連携する際の参考となるよう、「金融取引の代理等に関する考え方」および「銀行と地方公共団体・社会福祉関係機関等との連携強化に関する考え方」を取りまとめています。

こども・若者の貧困への対応

 全銀協は、2019年度からこども・若者の貧困問題に取り組むとともに、2021年12月には日本証券業協会とMOU(Memorandum of Understanding:基本合意書)を締結し、同問題への対策における連携・協力を進めるなど、会員の取組みの機運を高める様々な活動を実施しています。
 その一環として、2026年4月1日には、全銀協と日本証券業協会が発起人となり、「一般社団法人株主優待こども・若者貧困対策支援機構」を設立しました。
 同機構は、両協会の会員である証券会社や銀行等が自社の発行する株式の株主優待メニューの一つに本機構への寄付を追加することや、受領した株主優待品の換金相当額を寄付として提供するなど、株主優待の仕組みを活用して、こどもや若者の貧困問題を主とした社会課題に取り組む者を支援する事業を実施しています。
 また、一般社団法人全国フードバンク推進協議会の協力のもと、全国のフードバンク団体のニーズに応じた物資支援活動(「物資支援プロジェクト」)を実施しています。当該プロジェクトには、毎年、全銀協会員、日本証券業協会会員、両協会事務局が参加し、全国各地のフードバンク団体に食品等の物資を提供しています。