さて、ご相談の「幼稚園、保育園にかかる費用は一切が無料になるのか」についてですが、以上の制度内容を見れば、そうはならないことがわかります。
まず、利用する施設や子どもの年齢等によって、「無償の内容」が異なります。例えば、幼稚園や認可外保育施設等については無償となる月額利用料に上限があり、それを超えた分は自己負担となります。また、満3歳未満の子どもが保育園を利用する場合、住民税非課税世帯でないなら、無償の対象にはなりません(ただし、利用状況等によって第2子は半額、第3子は無償)。ご相談者の場合、2歳のお子さんを保育園に預けるとなると、世帯年収によっては無償の対象外となります。
また、見落としがちな点として、無償となる「利用料」には原則、通園送迎費、食材料費、行事費等は含まれていません(※2)。
したがって、お子さんの年齢や世帯収入、また具体的に利用を考えている施設について、事前によく調べておくことが、幼稚園、保育園等にかかる費用を知る上で必要となります。
(※1)国、自治体が実施するベビーシッター利用料の助成金は利用者の雑所得とみなされ、その他の給与所得以外の所得金額との合計額によって確定申告が必要な場合がある。
(※2)幼稚園、認可保育所、認定こども園等の利用するについては、年収360万円未満相当の世帯、あるいは第三子以降は、おやつ、おかず等の副食費用が免減される。