【90秒でわかる!】資金の目的に合わせた金融商品

はじめての金融リテラシー

長い人生の中では、生活環境が変化したり、新たなライフステージを迎えたりすることで必要とする金融商品も変わってきます。旅行やレジャーなどを目的とした短期資金や子供の教育や老後などのための中長期資金、病気や災害などに備える準備資金など、資金の目的によって選ぶ金融商品も変わってきます。そして、どの金融商品を選べばよいかを自分で判断することが大切です。

目的に 応じて預ける 自己資金
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ファイナンシャルプランナーからのワンポイントアドバイス

短期資金は積立定期で手間要らず

1年後や2年後といった、比較的短期間に必要になるのが短期資金です。主に旅行やレジャーの費用、あるいは家電や家具などの購入、車検費用なども含まれるでしょう。短期資金づくりに適した商品は、安全性が高いものが必須条件となります。また、預入期間が長く、中途解約することで金利が下がる、あるいは手数料が発生するといった商品は不向きです。
積立定期預金は必要な時期(口座満期日で設定)と必要な金額から積立額を決めることで、計画的かつ確実に資金づくりができます。また、給与振込み口座からの自動振替にしておけば、入出金の手間も省けます。

個々に目的に合った商品を選びたい中長期資金

中長期資金はその目的が、教育資金や住宅資金、老後資金など金額の大きなものになるのが一般的です。
中でも教育資金は、必要な時期と金額が比較的明確なので、元本保証で計画的に貯められる積立定期預金や学資保険などが向いています。あるいは、まとまった額を必要な時期に満期となる定期預金に預けてもいいでしょう。
住宅資金も同様に、元本保証の商品で確実に積み立てていく商品が向いています。積立定期預金や財形住宅貯蓄などを利用してもいでしょう。
対して、老後資金は準備のスタートが早ければ20〜30年先に必要となる資金となります。そのため、その備えに一部投資商品を加えることができる資金づくりとも言えます。

準備資金は流動性が第一

準備資金とは、病気やケガ、災害、その他の不測の事態に備えるための資金のこと。必要な時期が明確ではありませんが、必要になれば急を要します。したがって、こういった資金は流動性が第一となります。すぐに引き出せる普通預金などに備えておくのが賢明でしょう。