投資のリスクを減らすポイントは「分散投資」と「長期保有」

投資のリスクを減らす方法のひとつに「分散投資」があります。1つの金融商品にすべての資金を投入せず、複数の金融商品に分けると全体でリスクを軽減できます。「金融商品の分散」のほか、「運用期間」や「購入時期」の分散も有効です。また投資期間を長期とする「長期保有」もリスク軽減に効果的です。一時的に安値になっても長期で持ち続けることで株価などの回復が見込めます。

分散投資した金融商品の組み合わせを「ポートフォリオ」といいます。また、分散投資には「金融商品の分散」のほか、「運用期間」や「購入時期」の分散も必要です。
運用期間には「長期投資」があり、長期なら時間を味方につけ、大きく貯めることにつながります。「長期投資」にはリスク軽減のメリットもあり、安全性と収益性を両立させることが可能です。

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ポートフォリオとは?

ポートフォリオとは、金融資産における分散投資の組み合わせ。つまり、資産をどういう金融商品に分散して運用するのかということです。重要なことは、「同じ要因に対して値動きが連動する金融商品に分散しても意味がない」ということ。金利、為替、その他の社会情勢など異なる要因で値動きするものを組み合わせます。

時間を分散する「継続投資」

投資信託や外貨預金など価格が変動する金融商品は、日々刻々と変化するもの。このため、一度に大金を投資してまとめて買ってしまうと、価格が下がったときに元本割れをするということにもなりかねません。そのようなリスクの軽減に有効な手法が、毎月一定の金額で買い足していく方法(ドル・コスト平均法)です。特に長期投資において効力を発揮し、価格が高いときには少しだけ、価格が安いときには多く買えます。毎月一定の量を購入していく「定量購入」と比較して、平均購入価格を低く抑えられる可能性が高くなります。

時間を味方につけて大きく貯める

積立投資は誰にでもできるもっとも確実な方法です。時間を味方につけて大きく貯めるために、できるだけ早いうち、若いうちから計画的な貯蓄をはじめたいものです。

例えば老後資金として60歳までに2000万円を積み立てる場合、必要な月々の積み立て額はどうなるか見てみましょう。

20歳のあなたが、40年間かけて貯めると、毎月の積み立て額は約33,900円。
30歳のあなたが、30年間かけて貯めると、毎月の積み立て額は約47,600円。
40歳のあなたが、20年間かけて貯めると、毎月の積み立て額は約75,200円。

いずれも、金利を1%、1年複利と想定して積み立てた場合の試算です。このように負担金額が大きく変わります。

長期保有する

価格が変動する商品は、短期間で見ると価格が上がったり下がったりしています。しかし、10年、20年、30年という長い期間で見た場合はどうでしょう。価格が上下するために、長く保有すればするほど、リスクを軽減する効果があるといわれています。これは一時的に安値になったとしても、長期なら回復が見込めるためです。短期間の値動きにあわてることなく、じっくりと持ち続けることが資産を増やす大切なポイントです。しかし、中には回復しないケースもあるので、売りどきを見極めることも大切です。

長期的に見たTOPIX(東証株価指数)の推移
長期的に見たTOPIX(東証株価指数)の推移
(1982年を100とした場合)